あれこれ

早見あかりさんのあれこれです。

スクールナイン2/2放送より

※あかりちゃんの名前が挙がったところのみです

※舞台のストーリーに大きく関わるものではありませんが、ややネタバレ要素を含みます





リスナーからのメール

あかりちゃんが角ちゃんにビンタした際にメガネを客席に吹っ飛ばしてしまい、「舞台上ギリギリだったら完璧だったのに」と反省していたあかりちゃんに「お前何者なんだよ」的なことを飯塚さんがつっこんでいましたが、ほんとにあかりちゃんは何者なんだと思わせる仕上がり具合がほんとに素晴らしかったです。また大好きな豊美を何パターンか見られてテンション上がりました。

角田

あかりちゃんはすごかった。最初、初日ビンタしてメガネを飛ばすっていうのは絶対に(やる)って決めてたらしいんだけど。当然ね、「義務」として、責任感として。「絶対に飛ばしてやるんだ!」っていう(笑)

豊本

すごいよね(笑)

角田

熱い思いを持ってるから(笑)その方がウケるからっていうのも(分かっていて)、芸人さんですから(笑)もう、魂が。ウレロに関しては。
で、飛んだんですけど、弱くて。なんか、本人は嫌だったらしいの。一応飛んだんだけど。だから(公演)2回目以降から多分もう力が入って、バーン!ってビンタした後にメガネが客席まで飛んじゃうみたいな方法がずっと続いたの。

飯塚

そうだねー。すごいよねあの子。

角田

で、ちゃんと壊さないっていう、本番中は。で、お客さんがメガネを渡してくれるっていうシーンがあったんですよ、(メガネが)客席行っちゃってるから。そのメガネをね、戻してくれたというか。
で、そのメガネを、戻してくれたというか、その御本人からメールが来てて。

飯塚

え!?その人がメールくれてんの!?

角田

そう。RN○○さんですね。

リスナーからのメール

舞台ウレロ未解決少女夜の部を一番前で観させていただきました。(角田:「31日土曜日ですね」)ポンチョのメガネが(角田:「ポンチョは俺のことね、ややこしいけどごめんなさいね」)自分の前に落ちてきたので、舞台の上に置こうか迷いましたが、思い切って投げ返したんです。大丈夫だったでしょうか?メガネをぞんざいに扱ってしまって申し訳ありませんでした。今後も東京03さんの活躍を楽しみにしています。

角田

これはね非常に俺も……飛んじゃって「あ、客席に落ちたな」ってのは分かったのよ。でもまぁあんまり見えないからメガネも無い状態だから。とりあえず「あ、客席に行っちゃったんだ」って思った後に音がなんかカタンってしたのよ。何かしらの(笑)多分それがメガネを投げ返してくれた(時の音)だと思うんだけど。その後に斬られちゃって升野に。そういうシーンがあるんだけど。で、「うわぁー!」って死に悶えるところでメガネを探すっていうのがお決まりでね(笑)そこに戻してくれたから、これは非常にありがたかった!この人は。で、その後とかも戻さないまでも、客席のお客さんがメガネ持ってスタンバってくれてるっていう(笑)あのもう……

飯塚

付き人じゃん

角田

もう升野さんが「客席にあるから、お客さんが持っててくれてるからね」って言って(笑)舞台上でね(笑)で、斬られた後「うわぁー!」ってやりながら探しに行くっていうやり取りが結構あったんだよね(笑)
ありがたかったよ、だから。メガネをちゃんと戻してくれるしね。

豊本

相当メガネ飛ばしてたでしょ?一公演で何回メガネ吹っ飛んでんだよって思ってたけど。

角田

そうなの。ガンガン飛ばされるから、緩んできちゃったよメガネも(笑)自分で首動かしたくらいでずれるようになっちゃってるからね。

豊本

ゆるゆるなんじゃん(笑)

角田

ゆるゆるになっちゃったよ(笑)この公演で。

ーーーーー中略ーーーーー

飯塚

俺あと豊本のさ、俺は(舞台上には)居ないんだけど、モニターで観てて。香水つけて行ったろお前。

豊本

あったあった(笑)うん。香水つけて行った(笑)

飯塚

すっげー盛り上がってたじゃん香水の件。俺もう斬新だなって思って(笑)要は匂いでしょ?(笑)

豊本

匂い(笑)俺が女装して出てくるっていう(場面で)。

飯塚

なんで良い匂いさせてんだっていう(笑)俺、「あ、そのパターンのボケあったんだ」って思って。

角田

すごいよね!いやあれはすごいよ確かに。

飯塚

あれはすごいよ!確かに。

豊本

最後だし、ほんとに最後の回でしかやってないんだけど。みんなもう無茶苦茶してるから、なんかしないといけないって色々考えて。台詞とか話の流れとかもう付け足すものも無いだろうってなって。もう女装……香水しかない!ってなって(笑)

飯塚

ちょっと笑っちゃうよね、良い匂いだと。良い匂いのやつ出てきたらなんか笑っちゃうよね(笑)それは俺、すげーなって思ったよ。

角田

さっきまでしてなかった訳だからねー。

豊本

だから俺、量多目にバンバンつけたのね。分かりやすいように。升野くんにつっこまれるからそこは、升野くんにバレるようにってやったんだけど……
匂いつけ過ぎて、あかりちゃんがマジでひいてた。「つけ過ぎですよ」って。

角田

つけ過ぎなんだよ(笑)裏戻ってもね、豊本っちゃんが通った道分かるんだよ(笑)匂いが残ってるから(笑)


スクールナイン1/26放送より

※あかりちゃんの名前が挙がったところのみです


(ウレロリハでアドリブをしてたまに変な空気になるという話の中で)
角田
俺一個豊本さんの覚えてんの。俺とあかりちゃんは出てない時で、袖でスタンバってて

豊本

はいはいはい

飯塚

俺も思い当たる(笑)
角田
ウレロの中で、豊本さんの持ちギャグ?があるんですよ。Oh,shit!っていう

飯塚

ずっとやってるね、持ちギャグですよ
角田
台本でもそうなってるんですよ

飯塚

Oh.shit!、Oh,mysterious!ね
角田
で、Oh,shit!の部分を、リハでスベったから本番ではやらないだろうから言っちゃうけど(笑)

豊本

はいはいはい
角田
Oh!NO!って言ったんですよ

飯塚

言った
角田
要はすかしと言うか

飯塚

うんうん
角田
その時に(袖で)あかりちゃんが「え?」って

三人

アッハッハ(笑)
角田
(あかりちゃんが)「え?え?」って戸惑って(笑)
飯塚
ずっと一緒にやってきたチームメイトが(笑)
角田
スベったとかそういう空気でもないのよ、戸惑い。「え?何??」って
飯塚
(あかりちゃんが)「豊本さんどうしちゃったの?」って(笑)
豊本
ありましたね(笑)ありました(笑)
飯塚
あれは相当恥ずかしかったんじゃない?
豊本
恥ずかしいというか、「なんでこんなことをしてしまったんだ」って感じ
角田
気持ちは分かるんだけどね、変えたくなっちゃう
飯塚
ウレロの現場ってそういうのもひっくるめて笑いになるからさ、良い現場だよね

角田、豊本

ほんとにそう
飯塚
スベったらスベったでみんな喜んでくれるから(笑)
ーーーーー中略ーーーーー

バカリズム劇団ひとりが他の仕事に忙しいという話の流れで)
飯塚
あかりちゃんもなんか、他の仕事と同時進行で
角田
ドラマとかもやってるらしいから、「台本がごっちゃになる」みたいなこと言ってましたよ
飯塚
でも、そんな人たちと一緒に舞台をやれるって素晴らしいことですよ

ーーーーー中略ーーーーー

(ゲストのお二人がすごい。清水富美加さんは若いのに早めにセリフを入れて言い方を工夫する等堂々としているという流れで)

飯塚
あと、あかりちゃんね。最初に会ったの16歳でしょ?

角田

だね
飯塚
昨日、セット建てて稽古したでしょ?その時に段取りとか出ハケとか、あかりちゃんが誰よりも把握してて

豊本

うんうん
飯塚
どこで誰がとか人のも分かってるわけ

角田

はぁー(感心)
飯塚
俺がまごまごしてると教えてくれるの
角田
立派になったねぇ

飯塚

ねー!
飯塚
ほんとに素で思ったもん、「頼れるなーこの子」って
角田
人の出ハケまで覚えたら大したもんですよ

豊本

そうだよねぇ
角田
ちょっと格好つけてきてるね(笑)随分と(笑)
飯塚
なんなの?必ずちょっと文句っぽいこというのなんなの?
角田
周りがどんどん先行くと面白くないよね(笑)
飯塚
でも正直さ、あかりちゃん今二十歳手前でしょ?どんどん脂が乗って来る時期ですよ、片や!

角田

止めて(笑)
飯塚
俺らは

角田

止めろ(笑)
飯塚
厄年ですよ!

角田、豊本

アハハ(笑)
飯塚
老いる一方。そうなってくるとあかりちゃんとか富美加ちゃんとかあの世代におんぶにだっこでいくしかないですよ
角田
やっぱり出ハケは覚えてもらわねーと駄目だな!(笑)
飯塚
全部ね
角田
引っ張ってもらわねーと(笑)
飯塚
(あかりちゃんに)「この時に飯塚さんここに居ないとおかしいじゃないですか」って怒られるんだから

豊本

アハハ(笑)

角田

そこは甘えちゃおうか?(笑)若いもんにさ!責任持ってやってもらおう!
飯塚
もうすぐ二十歳になるからね。まだ19歳だから、打ち上げで一緒にお酒飲むこと出来ないから
次もし舞台なり、シーズン4なりあれば一緒にお酒飲めますから、それをほんとに楽しみにしてるみたい、あかりちゃんは
角田
最初の頃から言ってたんだよね、「16歳の時に初めてやって、二十歳になって一緒にお酒飲めるようになるまで続けたい」って、もうすぐですよ、続いてますよウレロ
飯塚
皆さんのお陰ですよ、プロデューサーの佐久間さんからオークラから、スタッフさんから愛情があるからね

角田、豊本

ねー
飯塚
一生終わらないで欲しいけどね

角田

こっちは老いぼれる一方だけど(笑)
飯塚
いつかしれっと終わっちゃう時が来るのかな……(笑)

角田

そうだよ、なるべく引っ張らないと

豊本

そうだね

スクールナイン1/19放送より

※あかりちゃんの名前が挙がったところのみです

飯塚
久しぶりにメンバー集まってね。特に早見あかりちゃん。一年ぶりかな?もう成人式だって言ってたよ!

角田

びっくりですよね
飯塚
一番最初にあった時16歳とか
角田
二十歳になっちゃったというね
飯塚
みるみる大人になっていった時期あったじゃん?

角田

なっていってるなって時期あったね
飯塚
それ通り越してもう変わらなくなっちゃったもんね

豊本

停滞

飯塚、角田

(笑)
飯塚
テータイってやめて(笑)
豊本
落ち着いちゃって
角田
成長が?(笑)
飯塚
そんなことは無いよ(笑)

角田

後は老いる一方(笑)
飯塚
ピーク過ぎた?そんなこと無いよー(笑)相変わらず綺麗でしたよ

角田、豊本

ねー。ほんとに

飯塚

なんか、まぁそんなに変わらなかったよね(笑)無邪気だったね

角田

無邪気、無邪気
飯塚
それこそ、俺がももクロSSAの舞台に立たせていただいて。27000人の前で。その時あかりちゃん居たんだって(笑)

角田

そういう話してましたね(笑)やっぱ仲良いよねー

飯塚

ねー
角田
飯塚さんが出ると思ってないから(あかりちゃんは)「なんで!?」っていう(笑)
飯塚
そうそうそう。未だに仲良いみたい。(あかりちゃんの)家に(メンバーが)泊まりに来るみたい

角田

すごいよね。安心するね。仲悪いの嫌じゃん(笑)

三人

まぁねー(笑)
角田
やっぱりモノノフの皆さんも仲良くあって欲しいでしょう

飯塚

そりゃそうだろうね

ふりそでーしょん

早見あかりさん、御成人おめでとうございます。

先日発売されたスピリッツのグラビアはご覧になりましたか?
また、二十歳の誕生日に写真集が、翌日に撮影の様子を収めたDVDが発売されることも発表される等、おめでたい話題が続きますね。
あれが可愛かった、これが綺麗だったと感想を述べたり、どんな写真集になるんだろうかと予想したりするのも良いんですけど、今回は祝い事に託つけて自分勝手なお話をします。

<2014/12/19のツイート>
ものすごいエゴではあるけど、成人式の振袖姿を見たいからその歳までに「今年成人となる有名人」的な取り上げられ方をされるくらいになってたらと思っていたので嬉しいし感慨深いです。

スピリッツの表紙とグラビアで振袖姿を披露するというニュースが出た時のツイートです。

あかりちゃんの振袖姿を見たい!という欲望がずーっとありまして、それを雑誌の表紙という形で見ることが出来ると知り思わずつぶやいてしまった本音です。

個人的に振袖姿の女の子が好きだ、というのがこうした発言が出る理由の多くを占めていますが、他に少し真面目な理由もあります。

それは、彼女は成人式を迎える頃まで芸能活動を続けているだろうか、また、続けていたとしても振袖姿が何らかのメディアを通じて私たちの目に届くほど実りあるものとなっているのか、というものです。

今日の彼女の活躍ぶりから考えれば杞憂でしか無かったのですが、例えばももクロを脱退した時、例えばブログを閉じた時、その度にもしかして……と嫌な考えが頭を過りました。

もし彼女が芸能界に入るという決断をしていなかったら、彼女の名前も顔も、その存在すらも認識することは出来なかったはずです。誇張しすぎてふざけた表現のようにとられてしまうかもしれませんが、彼女が芸能界に入って私たちの前に現れてくれたことは、天使が俗界に遊びに来てくれたようなものだと思っています。

これからも彼女は様々な決断を続けながら、私たちの前に姿を現してくれるでしょう。その度に私たちは色々なことを考えさせられることになるかもしれません。でも、それは学生だった、未成年だった頃の彼女のそれとは全く違ったものになるはずです。

大人びた容姿と頭の回転の早さが、時には誤解を生む原因となっていた彼女ですが、成人として、社会人として経験を積み、より多くの人々に声を姿を届けることとなるに違いありません。

これまでの頑張りをこのように言い換えるのも失礼かもしれませんが、敢えて言わせて下さい。

助走は上々です。準備は万端です。早見あかりの旬はここからです。

「ある程度人に頼ることも覚えた」そう貴方は言いました。そうなった早見あかりはもう無敵です。

改めて御成人おめでとうございます。あかりちゃんの前途洋々たることを祈って。

ありがとう、ココナッツ哉治監督

5月10日、11日ツイートまとめ。
映画そのものだけでなく、舞台挨拶含めたものになります。

【新宿一部】お金を払ってこの映画が観たい、と思った人たちに向けて初めて公開されたのが新宿一部。事前情報でノヴァーリス青い花」が物語に登場するとのことだったので前日夜と当日朝を利用して読んでおく。
映画の初めのシーンがとても美しくて、でもなんだか悲しくていきなり泣いてしまう。映画は時折笑いが起きながら、すすり泣きが聞こえる中で進んでいく。百瀬の目の動きが彼女の感情を読む手掛かりのように感じられたので、一つも見逃さないようにと思いながら観る。画面に映る映像が全て綺麗で、そこに流れるピアノの音も綺麗。
百瀬やノボルの掛け合う言葉は原作通り「馬鹿」だとか「死」だとか、普通に聞けば心を痛めたり凍らせたりする言葉なのだけど、血が通った二人の会話は温かく感じた。終盤、百瀬が感情を爆発させるシーンでも、言葉自体は暴力的なのに同じく温かさを感じた。
原作を読んでいて、百瀬は活発な女の子なのに部活はやらないのかな?と思ったり、少し安っぽく見えたりした私服姿の理由も丁寧に描写されていて、映画オリジナルの要素として無理なく受け入れることが出来た。ある人が、すっと人差し指を立てるシーンを観たときの背中がゾワゾワっとした興奮と恐怖は、この映画を人に勧めるときの一つの理由に成り得ると思う。
ラストシーンが終わり、暗転し、黒いバックに主演女優の名前が主題歌と共に現れると、それまでのシーンが次々と思い出され、曲の盛り上がりと共にもう一度泣けた。ここまで映画の感想。
で、舞台挨拶。報道陣が入らなかったし、映画観覧後ということもあって、二回目前よりは今考えればリラックスしてたのかな?それでも頻りにこの映画への愛を語る出演者・監督の姿を見て、もっとこの映画を色んな人に観てもらいたい、自分でも何度も見直したいと思った。
【新宿二部】観覧前、報道陣込みの舞台挨拶ということで緊張しているように見えた。色んなところで記事になってるけど、ああして涙を流しながらも、自分の言葉で話しきった彼女はやっぱりすごい人間だと思う。向井さんから送られた言葉も、経験に基づく言葉で、全く関係のない自分がお礼を言いたくなった。
映画は二度目なので、じっくり画面全体を観られた。合間でパンフレットを読んだのでそこから得た情報も頭に入れながら。バイト先のシーンである人の表情が見切れて口元しか映らなくなるのに気づいて、はっとさせられた。終演後に退場しながら前を歩くカップルの(多分女の子の方が向井さんファン?)男の子の方が「百瀬役の子がかわいかったね」って言ったのをきっかけにちょっとだけ気まずい感じになってたのが記憶に残ってる。
【おおかたかの森一部】前の晩の内に注目して観たいシーンを書き出して整理しておいたのでまた色々と気づけた。ノボルと田辺の二人で神林先輩が瞬にタオルを渡すのを観てるシーンで、ノボルが手にしてるファイルのタイトルが全く物語に関係ないのに記憶に残った。
昼も書いたけど、終演後の舞台挨拶で、あかりちゃんと直接やり取りした二人の女の子は多分あかりちゃんに恋しちゃったと思う。それくらいちゃんと言葉を受け取って、気持ちを返してたように見えた。
生で聞く「太郎ちゃん」の破壊力は凄まじかった。あと、全体通して出てくる子役の子たちが全員可愛い。すごく好きなシーンがあって、テッテテッテテレレンテッテみたいなピアノの音と一緒に二人の体の一部のアップだけが連続写真的に流れるシーンなんだけど、あそこだけでも一時間くらい観てられる程度に好き。
エロいって言っちゃうとなんか違うんだけど、例えレベル2だろうがなんだろうが、あの歳の男ならそらそこ見るよね、視線が行くよねってとこも変にイイ子ぶらないでちゃんと撮ってて心地よかった。あと、ぶかぶかな。男の妄想って奴ですよ。

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改めて見返すとよっぽど楽しかったんだなぁと。

公開初日の前の晩に「舞台挨拶なんて最後かもしれないし」的なツイートを見かけて、「あ?最後になるわけねーだろ!!!これからも活躍するんだから何度でもチャンスあるわボケぇ!!!!!」みたいなテンションになってしまいまして。

でも、今、冷静になって考えればこの時点ではわすぼくの情報も無かったからそういう風に感じる人が居てもおかしくないし、それだけその人がこの映画に期待を寄せていたともとれるんですよね。

じゃあ公開初日はイライラしてたかっていうと、ツイートからも分かる通り全くしていなかったわけで。

百瀬は少しばかり口は悪かったけれど最高に可愛くて、びっくりするくらいの美少女なのにちゃんと人間らしくて。

その百瀬がいつも歩いてたまに走っているであろう町の景色は綺麗で、ノボルの友人田辺くんの心は同じくらいピュアハートで。

そんな映画をたっぷり楽しませてもらったわけですから、やっぱり、イライラするわけがない。

映画だけでもクラクラ来ているところに舞台挨拶が来てしまう。

舞台挨拶では涙を流しながらもしっかりと話す立派な彼女がいて、しかもノボル役の竹内太郎さんから

「この映画は今日で僕たちの手を離れることになります。これからは観た皆さんで育てていってください。」

といった感じの言葉までもらってしまう。

これはもうイライラ、クラクラしている場合ではない。クランクインからちょうど一年間、製作者の方々が大事にしてきたこの映画から感じたことを、出演者の言葉から感じたことをとにかく発信しよう。そういう思いでツイートしていました。

「既存の映画と比べて~」「往年の角川アイドル映画を彷彿とさせる~」といった気の利いた論評は出来ませんが、観終えた時に百瀬陽にやられてしまう映画だというのがこの映画に対する私の感想です。

“やられる”とはノボルの、つまり思春期男子の目線を借りて映し出される百瀬の暴力的なまでの瑞々しさ、美しさに目を奪われることであり、それだけの魅力を持ちながら、苦々しい体験や決断をする百瀬の姿に心を締めつけられるということです。

18歳のあかりちゃんの魅力が百瀬陽という形で収められたこの映画を、是非沢山の人に観てもらいたいです。

「ここに居るだけでもう、僕は結構満足です。」の精神に学んだ一日

先日発売された『ROCKIN'ONJAPAN』に掲載されたSAKANAMONの藤森元生さんとあかりちゃんの対談記事はもう読まれましたか?

紅白歌合戦を観た母親とあかりちゃんの会話など面白い話がたくさん聞けるのですが、それより何より対談時の藤森さんの姿が印象に残りました。

その印象を正直に言えば終始ただのファン状態(失礼)だった藤森さんですが、あかりちゃんの何に魅力を感じたのか、どういう気持ちで応援しているのか等を真摯に答えていらっしゃいました。

そもそもこの対談はSAKANAMONのメジャー2ndシングル「花色の美少女」のモデルがあかりちゃんだった、という縁から実現したものなのですが、その「花色の美少女」リリース時の藤森さんのインタビュー記事がこちらになります。



──これ、セルフ・ライナーノーツに「美少女(アイドル)に日々を救われる男性をテーマにした曲です」ってありますけど、藤森さんが実際にのめり込んでいないと書けない歌詞だと思ったんですけど。
ははははは! モデルにしているアイドルはいるんですけど、そこまで過剰なファンではないですよ。デフォルメしつつ。(①より引用)

「そこまで過剰なファンではない」と仰る藤森さん。

そして②では更に詳しい解説がなされています。

EMTG:今回に関しては、比較的イメージが明確にあったってことですね。モチーフになった女の子がいたわけですから。
藤森:そうですね。
EMTG:その女の子って?
藤森:元ももいろクローバー早見あかりさんです。
EMTG:なるほど!全てがよく分かりました。イメージカラーが青でしたもんね。
藤森:青です(笑)。
EMTG:だから《でも週末には彼女が踊るんだ》なんですね。ももクロは“週末ヒロイン”だから。
藤森:そうです(笑)。
EMTG:早見さんが抜けてから、もう結構経ちますけど。(インタビューは2013年8月)
藤森:だから2番から歌詞上は脱退しているんですよ。
EMTG:なるほど。そう考えて歌詞を読み直すと《迷いの無い新たなるステージ》とか、すごくよく分かります。
藤森:“グループを辞めても、ずっと愛を捧げよう”という曲になっております(笑)。
EMTG:実際に藤森さんは、早見さんのファンなんですか?
藤森:はい、一応(笑)。(②から引用)
“グループを辞めても、ずっと愛を捧げよう”というテーマの曲の中に《迷いの無い新たなるステージ》という歌詞を盛り込んだ藤森さんの、あかりちゃんの脱退に関しての想いは「ROCKIN'ONJAPAN」を読んでいただくとして、応援する・感謝を伝えるという行為は嘘偽りの無い態度の上に成り立つということが分かります。


話は変わって「ROCKIN'ONJAPAN」発売日の深夜。
とあるラジオを聞いていると次のような話をしていました。

(ラジオの書き起こしほど、ラジオの魅力を半減させてしまう迷惑な行為も無いと思っているのですが、心に留めておきたいので書かせていただきます。)

A=先輩芸人、ラップを一曲作ってみたい

B=後輩芸人、元人気ラッパー


A:曲作りの上で何をテーマにしようか?
B:「リアル」じゃなきゃ駄目ですよ。「フェイク」は駄目です。
A:「リアル」と「フェイク」ってなんなの?
B:世の中の情勢に興味無いのに世の中のことをラップする奴は「フェイク」です。Aさんが一番熱く怒っていることとか、それが「リアル」です。何かあります?
A:やっぱり相方への怒りだよね。
B:あー、それ「リアル」ですね!それだけは「フェイク」じゃないです!それで行きましょう!
Bの知人にスタジオを無料で使わせてもらってレコーディングをすることになり、エンジニアへのお礼に悩むA
B:コーヒーとかエナジードリンクとかで良いんじゃないですかね
A:そういうわけにはいかないだろー。どら焼きの詰め合わせ買っていこう。
B:こんなの大丈夫ですよ。居ないですよ、こんなに差し入れする人。
A:こういうのちゃんとしておきたいんだよ!これからお世話になるかもしれないし。栗入りのどら焼きも買っておこう。
B:いや、本当に大丈夫ですよ!
A:B……これが俺の「リアル」なんだよ!
B:じゃあオッケーです。
Bは、というかラッパーは意外に分かりやすいなという笑い話なのですが、「リアル」「フェイク」論を聞いて素直に感心すると同時に次のような思いが浮かびました。

藤森さんの姿勢は「リアル」そのものではないか!と。

バイト面接の時に話す志望動機はほぼ「フェイク」だろうし、夏休みの読書感想文は「リアル」寄りの「フェイク」になるのかな。
どちらも、「リアル」から感じられる熱を発することは無い。夏休みの読書感想文に感じる「リアル」は大分ぬるめ。早く書き終えて遊びに行きたい!って気持ちの方がよっぽど「リアル」です。

しかし、好きなモノ、コト、ヒトを語るときは熱すぎるくらいの「リアル」で語っちゃうことが多い。(個人の感想)
藤森さんはギラギラとした感じこそ出しませんが、あかりちゃんのそして、あかりちゃんと話をするのはとても楽しそうです。
私もあかりちゃんの話題となるとガチガチの「リアル」で語ってしまいます。

熱すぎる「リアル」は、また違った角度からの「リアル」を呼んだり、どちらの「リアル」が正しいか論争まで起こしたりします。(ラップだとラップバトルになるのかな。You know what I'm saying?的な)

そうした議論の先で、自分の(または相手の)中に新たな「リアル」が生まれることもあるので、議論そのものを否定することは出来ません。好きなモノ、コト、とりわけヒトに迷惑をかけない様にすればOKだと思います。

しかし、「フェイク」は何も生み出さない。
藤森さんは「リアル」を貫いたからこそ、今回の対談が実現しましたし、応援している相手と互いに笑顔で接することが出来ました。



ラジオでのトークは進み、完成したラップの音源を相方(以下Cとする)に披露しました

C:(素晴らしい完成度だと褒めながらも)これ、しっかりラップで返さないとダサいんでしょ?こんだけdisられて(笑)
A:まあ、そうだね。Disrespectは結局Respectの裏返しだってヒップホップの世界ではよく言うんだけど、本当にそうで、この曲作るとき、Bと二人でずーっとCのこと考えてた(笑)だから、結局はRespectですよ(笑)
C:いや、Aはいいよ、Bよ。会ったことも無いし!後輩の振る舞いとしてdisられると単純にイラッとするよ!
A:いやいや、結局はRespectなのよ(笑)

「リアル」ラップには「リアル」ラップで返す。それが礼儀だそうです。

裏を返せば、「フェイク」には良くて「フェイク」が返ってくるだけ。

こうした態度には大いに学ぶべきものがあります。

何も見返しの「リアル」が欲しいわけではありません。むしろ既に充分すぎるほどいただいているとさえ思っています。

「応援する」だなんて格好いいことを言ったって出来ることは極々僅かで、藤森さんのように形に出来る人はそうそういません。

だったらせめて、一切の「フェイク」を無くそう、そう思いました。

難しく考えず、「リアル」な態度を貫こう。そう考えさせられた一日でした。


文:リ○ルトゥース




もったいない

「一生これだけ食べてれば満足!」って食べ物ありますか?

話のネタに時々使われますが、考えてみると中々難しい。
カツ丼とかナポリタンとかカレーとか好きな食べ物は沢山あるけれど、「一生これだけ」って言われるとキツい。
飽きるのが分かってるからです。

「美人は3日で飽きる」って言葉もあります。
“結婚生活長いもの……”のあれです。

確かにどんな美人でも、初見の時の衝撃は長持ちしないのかもしれない。
だから色々と試します。見たことの無い映像は、画像はって。そうやって新鮮さを保とうとする。

しかし、この言葉に完全に同意することは出来かねます。飽きない美人の例を明確に挙げられるからです。

この美人さん、とにかく面白い。
飽きるどころか、彼女の魅力の半分も分かっていないんじゃ……と思わずにはいられないほど。
演技者として様々な顔を見せて楽しませてくれるだけでなく、その言葉のひとつひとつが魅力に溢れています。
それなのに、なんとなーく難しい人のように思われてる気が。

最近のものから、読んでいて個人的に面白いな、と思った記事の具体例を挙げます。【インタビュー】ドラマ『アゲイン!!』に出演!早見あかりインタビュー | TV LIFE
ーー(演じる宇佐美団長と)外見はそっくりですが、内面で似ていると感じたところはありますか?
宇佐美団長と同じように、誰に何を言われようと芯がブレない部分もあるんですけど、私は時々自分が思っていることよりも良い意見を言われるとすぐにそっちに…芯があるけどブレやすいんですよね(笑)。矛盾しちゃってますけど。だから似ているようで似てない。宇佐美団長のほうが私よりも全然強いなって思います。
ーー(芸能界に入っていなかったら)どんな人生を歩んでいたと思いますか?
多分、ちゃんと勉強していい大学を目指していた気がします。私、1つのことに対して向ける熱はすごく熱いんですけど、2つのことに熱を向けられないんですよ。だからこの仕事を始めたときにすごく楽しくなっちゃって、勉強は“ポーイ!”と捨てちゃったんですよ(笑)。大学に行くのも夢の1つだったので、大学に入って就職してっていう人生だったんじゃないかな。

個人のブログを閉じたことから、「彼女は自分のことを話すのを嫌っているのではないか」と考える人もいるようですが、私にはそんな風に映らない。
むしろこうしたインタビューに対して、そこまで言っていいのかな、とこちらが心配になる程サービス精神旺盛な態度で臨んでいるように思えます。



しかし、この記事が公開されたときの注目は(こんなに楽しい記事なのに)、プロフィール含め記事中に「元ももクロ」の言葉が無い、という部分に終始しました(こんなに楽しい記事なのに)。

確かに、この記事の公開時点ではそういった書かれ方をされることは珍しく、その点に注目することは理解できます。
けれども、その点のみを確認するだけではあまりにももったいないと思うのです。

「元ももクロ」という肩書きが書かれるか否かに意義を見いだせる人であれば、記事中に幾らでも面白さを発見ができるはず。
と言うよりも、発見しよう!と意気込まなくとも楽しめるものを彼女は提供してくれています。変に構えて難しく考える必要なんて無いんです。



そんなサービス精神旺盛な彼女は、周囲が答えの出ない議論を繰り返してしまうような問題にも、しっかりと意見を述べています。

例えば、紅白歌合戦に関すること。
※無料です
以下、コメントの要約です。言葉のニュアンスを正確に理解してもらいたいので出来れば動画を観ていただきたいです。
自分の足でちゃんと皆に追いつきたい。皆との夢は叶えたいけれど、そこはゴールではない。早見あかりのゴールも、ももクロのゴールも紅白で出会う事だけではないので、二つの道がそこで交わればいいなと思ってるだけ。

朝ドラ「マッサン」に出演したことで、紅白歌合戦に関する彼女たちの話をする機会も増えたかと思います。
「今年出て欲しい!」「いや、今年はまだまだ」そういった言葉を沢山見かけました。
その内の何割が、上述のような彼女の言葉を踏まえたものなのかは定かではありません。
しかし、あくまで6人の夢を応援しているという立場から発言するのであれば、“いつまでに”ということを明言していない、“そこがゴールでは無い”と言っている、という2つの要素を無視するのは如何なものでしょうか。

また、よく取り上げられる話題の1つに彼女をなんと呼ぶべきか、というものもあります。
基本的には「あかりんと呼ぶべきか否か」が争点になっています。
これに関しては彼女は一貫して“どちらでもいい”というスタンスをとっています。
つい先日(11/26)に発売されたan・anのインタビューでも同じように話しています。
もちろん、応援するに当たってあだ名で呼ぶよりも……という考え方があることは否定しませんが(私もあだ名は恥ずかしくてちゃん付けが限界です)、「あかりんと呼ぶことは悪!」「女優として頑張る彼女への冒涜だ!」(誇張でなく実際にこうしたツイートを見かけます)と声を荒げるのはあまりにも本人の発言を無視したものだと言わざるを得ません。

不毛な議論、無益な諍いをする前に本人の言葉を聞きましょう。
ついでに、雑誌であれば写真を、動画であればその動く様を見て癒されましょう。


彼女は自分の言葉で語っています。だから時々、周囲をざわつかせる発言もします。でも、それは彼女なりのファンサービスだと思います。
彼女が飽きない美人である所以がここにあります。



私の中でのあかりちゃんは「追っかけてれば一生暇しなくて済むくらい魅力的な人」という位置付けにあります。
そんな彼女を「節目ごとに議論しなければならない対象」「よく分からんけど難しそうな人」のように捉えるのはあまりにも、あまりにももったいないです。ほんとに。マジで。
少しだけでも、今の(←重要)彼女の言葉に耳を傾けてみても、時間の無駄にはならないと思います。
今回は都合上、インタビューの一部を抜粋して載せるという形式をとりましたが、出来るだけまとめ記事等ではなく、記事・インタビュー全体を読んでもらいたいです。

「女優」の素に近い部分を知った上で、「女優」としての演技等を正常に判断するというのも、早見あかりさんを応援する真っ当な姿勢の1つではないでしょうか。


文:早見はいいぞおじさん